毎日残業、4月の異動は恐ろしい
前回、3月の末に書いたブログのタイトルは、「残業がないのは素晴らしい」でした。
その数日後、4月に入って、自分の勤める部署でスタッフの異動があり、結果、自分の仕事量がどーんと増えてしまいました。
今、自分が勤めているのは外来で、一般の診療科が何種類かと、相談や退院支援他に関わる部署、検査科などがひとつのグループになっているところです。
なぜ仕事が増えたかというと、人員の削減です。
けれども、これが巧妙なかんじで、実際の人員は減っていないのです。
常勤の人がパートになって、週3回の勤務になった、とか、週1回午後に通常の勤務からはずれて委員会活動に専念するスタッフが数名入ってきた、とか、資格を持っているので、他の部署に患者指導のために週1回行くことが決まっている、とか、そんな事情で、実際はかなりの実質的な人員の削減になっているのです。
そして、そんな異動を決めた偉い方々が、そんなことを何も考えていなかった、ということが後でわかりました。
というのも、人員が実質減ってしまい、スタッフがいないところは他部署からフリーのスタッフが応援に来るのですが、私のいる部署は、4月にはいって人手不足のため、他外来のグループに比べて、応援に来てもらう回数が圧倒的に多いのです。
そして、偉い方々から言われたのが
「あなたのグループだけ応援をたくさん出しているので、グループ内で協力体制をきちんと作って、勤務を組めるようにしてもらわないと困る」
ちょっと待ってーーーー
応援を出してもらわないとやっていけない異動をしたのは誰だよっ
と、びっくりしてしまいました。
ここで、あぁ、この人たちは何も考えていなかったんだなぁということがわかったんです。
ありえない・・・ありえない・・・
というので、委員会で不在、パートで勤務時間数が減った、そのほかの理由で昨年から何パーセントの実質の人員削減となるのか、何曜日のどの枠でスタッフが不足なのか、という表を作成し、看護部に提出して人員の確保をお願いしました。
向こうの反応としては、「え?そうなの?これじゃ大変ねぇ」という他人事のようなものでした。
これって、どう考えても、現場の自分の仕事じゃなくて、看護部が人事異動をするときにきちんと考えるべきことです。
他部署から応援に来てもらう枠組みは作れそうですが、応援はあくまでも応援で、やっぱり本来のスタッフが行う仕事とは違うので、人員の補充をしてほしいなぁと思ってます。
補充してもらうための方法としては、人が足りないことで超過勤務が増えているため、超過勤務届をきちんと書いていくこと、人が足りないことが原因でミスがおこった時やマニュアル通りの業務ができない場合でもインシデントレポートを書いて、人手不足をアピールしていこう、ということにしました。
私自身の仕事としても、書類作成やソーシャルワークをしてくれていた他職種のスタッフが他部署との兼任になったため、その仕事が回ってきました。
連日の残業と、休日の仕事持ち帰りです。
昨年度も、残業はけっこうあったのですが、反対に、時間に余裕があってのんびり仕事ができる日もあるので、超勤届は書いていませんでした。
が、とにかく人の補充が欲しいので、毎日2時間、3時間と書いています。
きっと月末には、超勤の多さに呼び出しが来ると思いますが、そこでも、いかに人が足りなくて、業務量が増えたかを熱く語ろうと思います。