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継続は力なりと思う看護師の日記

思えば長く続けている看護師というお仕事、研究、そのほかについて書こうと思います

精神科の敷居の低さは良いばかりではない・・・のかも

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クリニックでは精神科が心療内科と併記されることも多く、心理的な抵抗を減らすことに役立っているようです

 

メンタルヘルスクリニック、スリープクリニック、睡眠障害専門、など、さらに受診しやすそうな名前をつけるクリニックもあります

 

昔と比べて不登校児童・生徒が増加していると言われていますが、不登校の場合、学校から精神科受診を勧められることも多いようで、県下の思春期外来を専門としている精神科は評判のよいところでは初診で3か月、6か月待ちのところもあります

そんなふうに子供の頃から受診していると精神科への抵抗が家族そろってないようで、家族全員が受診しているケースもあったりします

 

福祉関係の仕事をしている友人も、子供が職場でパワハラにあって休職し精神科受診をし、それが心配で自分も気持ちが落ち込んで受診し、もう二人の子供も職場で嫌な事があって落ち込んだらついでに姉妹、親子で一緒に受診し、それがもう5年以上不定期に続いていると言ってました

転職や結婚、出産で気持ちが落ち込むと受診しているとのことでした

 

先月、研修会で精神科の医師に会った時に最近の受診の傾向を世間話的に聞く機会がありました

 

精神科受診、といえば、例えば家族内でトラブルがあった場合、それによってどのように不調になるかを相談する場所と言えるのですが、話を聞いてほしい、肯定してほしいがための受診をする若い人が増えているというのです

 

例えば、夫の両親と同居しているが、ご飯に文句を言われる、洗濯物の干し方を注意される、子育てに口を出される、それが嫌で仕方ない、子供が言うことを聞かない、夫がギャンブルをするなどなど・・・

で、それらの何に困っているのか、とやんわりと問うと

「ストレスです」

と答える。

そして、いかに自分が我慢していて相手がひどいかを語る。

 

これは、本来は友達に愚痴ったり、ネットの相談コーナーに書き込んだりする内容じゃないのだろうか・・・

精神科医に話したところでアドバイスをもらえるものでもなく、理解してもらえるとも思わない

元からそれを望んでいるとも思えません

 

守秘義務があって誰にもらすこともなく、

「大変ですね」「無理しないように」

と言ってくれて、

「自分だって悪いところはあるでしょう」

とか

「義母にだって言い分はあるでしょう」

などと批判することもない相手に感情をぶつけ、あなたは悪くないと肯定されたいための受診のように感じられます

 

時間外や休日に気軽に救急外来に受診するコンビニ受診と変わらないんじゃないかなぁと思ってしまいました

 

受診することでその人が安心できて、病むことなくQOLを上げることができれば、それはそれでいいことなのかなぁ

と考えてしまいました