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継続は力なりと思う看護師の日記

思えば長く続けている看護師というお仕事、研究、そのほかについて書こうと思います

看護研究指導 締め切り直前

看護研究

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私の勤める病院で看護研究の指導を担当していますが、今年度、看護研究を行っているグループの発表は3月にあります

論文としての締め切りは先週でした

 

それなのに、それなのに・・・

先々週あたりからがラストスパートっていうかんじで、どのグループも2~3日に一回は「助言を下さい!!」と言って書き直しては持ってきて、アドバイスを受けてはまた書き直す、をいまだに繰り返しています

今日も夕方から3つのグループが修正した論文を持って来ました

 

(もう期限は過ぎてるんやで、私も早く帰りたいんやで・・・)という心の声は抑えて、菩薩のようなスマイルで対応しています

 

私の指導方法としては、プリントアウトした論文をまず預かります

メールでもらう場合は自分でプリントアウトします

そこに直接、赤色や青色で書き込みます

「用語の定義をしてください」

「倫理的配慮を他の論文を参考にもっと詳しく書いてください」

というようなものもあれば

「この根拠は何ですか」

「引用文献が必要ですから探してください」

というのもあれば、

「私ならば、この結果はこう解釈するところですが、もう一度メンバーと話し合ってみてください」

「このカテゴリー名は適切か、もう一度コードを読み直してください、〇〇、△△という言葉のほうが内容を表しているように思います」

 

というように、かなり長文で具体的なコメントを書くこともあります

 

そのコメントを読んだうえで、研究グループはまた修正して持って来るか、質問に来るか、というかんじの繰り返しです

 

今日のグループのうち

1つ目のグループはメンバーさん全員がお休みだったのに出てきたようで、頭が下がります

このグループは20歳代半ばの若くて綺麗な看護師さんが中心のグループで、支援している看護師は40歳代のとっても優しくていつもニコニコしている方です

まとまりがあって良いグループです

質的研究をしていて、カテゴリー間の関連の考察でちょっと時間がとられましたが、どうにか仕上がりそうです

 

2つ目のグループは、男性看護師3人で行った実態調査です

最初から心配だったので、先行研究をなぞるようにまとめていくように、と伝えていて、結果まではなんとか形になりましたが、考察に引用文献を全くいれず、推測でなりたったような論文(?)に仕上がってしまいました

自分たちの結果を肯定でも反対でもしてくれるような文献を2つ探すように、と課題を出しておきましたが探せず、結局5つほどの論文を渡して、この中から引用するように、と言っておきました

が、「え?ここ使う?」という部分を引っ張ってきてしまい、そのグループの所属する病棟の師長に、どうすれば良いか、と確認しましたが、

「多分できないと思うから、そのまま完成にしてやってほしい」

とのことでしたので、論文終了。

けれども、病棟の研究支援の担当が「こんなのじゃダメだ」と判断し、メンバーに書き直しを命じてしまいました

どうしたらいいかわからない、というのでヘルプを求めてやって来ました

 

研究経験の浅い臨床看護師の、看護研究の完成レベルをどこに持って行くかではいつも迷います

本当は学会に投稿できる程度には整えてあげたいとも思いますが、そうなると院内の看護研究発表会で終わるよりもかなりの労力が必要ですので、メンバーのやる気に次第と思っています

 

初回の研究だとすると、研究背景が書けて、研究方法を選び、倫理的配慮を理解し、デザインに沿って研究が進められればじゅうぶんだと私は思っています

 

研究は楽しい、またやってみたい、と思えるようにすることが私の役割で良いと思っているのです

 

本日の3グループ目は、研究経験が3回程度はある中堅看護師さんのグループだったのでやりたいことが多く、テーマも壮大で、それ全部やったら論文が5本は書けちゃうよ、という勢いでした

量の研究をしていたのですが、知識があるために、結果の検定をかけてみたり相関を出してみたり・・・

これとそれの相関を出して、研究目的とどんな関係があるの?と問えば、「あ、ないですね・・・」と気づく微笑ましさ

とにかくシンプルに、研究目的以外のことは結果に書かずに、常に目的に沿った結果を書くように、と言ってきましたが、最終段階にきても、やっぱり盛沢山の内容で、これも要らない、ここも要らない、とバサバサと切り落とさせていただきました

でもこのグループは文章力の高いグループだったので、仕上がれば良いものが出来そうです

このグループは職場環境の悪い、一言でいえば人間関係のハードなところでお仕事をしていますが、文句も言わず、愚痴をこぼすこともなく、黙々と研究をしていて、本当にスゴイなぁと思ってました

 

研究指導は大変ですけれども、この指導をすることがなければ知り合うこともなかった看護師さん方を知ることができ、勉強にもなったし、良い刺激も受けました

 

でも、みんな、お願い、締め切り守って持って来てね、と心から願います

 

 私の好きな本です

今年大学の看護科を卒業する友人も、この本がテキストとして使われたと言ってました

看護における研究

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 読み物として面白いのは西條さん

会話形式で読みやすいです

ライブ講義・質的研究とは何か (SCQRMアドバンス編)

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初心者は「研究以前のモンダイ」で悩みやすいので、一読の価値ありです

研究以前のモンダイ 看護研究で迷わないための超入門講座 (JJNスペシャル)

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