継続は力なりと思う看護師の日記

思えば長く続けている看護師というお仕事、研究、そのほかについて書こうと思います

電子カルテで自分の個人情報は守れるか

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手荒れが酷いので軟膏を出してほしいとか、頭痛薬出してほしいとか、気軽に(?)お薬を出してもらえるのは病院勤めの良いところです

そうでないと、残業続きの毎日なのに、開業医さんが診察している時間に受診するなんて至難の業です

 

というので、普段は滅多に病気をしない私でも、時々受診することがあります

 

受診の手続きをして、診察に使う伝票を出してもらい、それを持って仕事の合間に外来のお医者さんに会いに行って

「手荒れひどいんです、いつもは〇〇って軟膏でよくなるんですけどー」

「あ、本当だ。わかったよ、出しとくねー」

ってかんじの30秒診察をしてもらいます

その後また職場に戻って、時間が空いた時に、外来会計に出す伝票をもらいに行きます

 

そして、今日、私の中の重大事件がおこるわけです('ω')ノ

 

外来の受付に伝票をもらいに行ったとき、そこの科の看護師さんに話しかけられました

「あ、〇〇さん、こんなこと言ったら個人情報にひっかかるんですけど、さっきカルテ見て、みんなで話題になったんですけど、〇〇さんの年知ってびっくりして、あぁ、もうこんなになるんだって言って。もっと若いんだと思ってましたー!」

 

なんですと('Д')

 

百歩譲って好意的に考えると、「若く見えますよ」ということを伝えてくれたのかもしれません

私が喜ぶだろう思って言ってくれたのかもしれません

偶然クラークさんがカルテ入力のために開いていたカルテが一人の目に留まって、「見て、ほら、〇〇さん、△歳だって」と、悪気なく話のタネにしただけかもしれません

 

けれども、この、職員のカルテを見る、というのは、常識で考えてもやってはいけないことですし、倫理の研修でも全職員、必ずやってはいけないことと学んでいるはずです

 

10年前に電子カルテが導入されたときに、こういう問題が危惧され、対策をどうするか、という話になったときに、うやむやになってしまった経緯があります

医療従事者はえてしてITに弱い、という問題があります

 

この、職員のカルテを職員がのぞき見する、ということで、数年前に相談を受けたことがあります

彼女の場合は深刻で、「自分が婦人科受診や精神科受診をした時は、必ず何人かの人がカルテを見ている」というものでした

なぜわかったか、と言うと、診察の後に処方のチェックをするため電子カルテを立ち上げて自分のカルテを見ると、<××さんがログインしています>と、カルテを開いているほかの職員の名前がたびたび表示されていたからだそうです

彼女は、休職を何度かしたり、言動が目立ったりと、なにかと注目を浴びる人ではありましたが、だからカルテを見て良いということにはなりません

 

電子カルテの管理室に彼女と一緒に行って、直近3か月で彼女のカルテを開いた人のデータをもらったのですが、院内で、のべ約100回、カルテが院内職員に見られていたことに、本当に驚きました

 

看護師だけでなく、他のメディカルスタッフや、事務職員まで名前があがっていました

それを持って、上司に相談に行ったのですが、結局、「人のカルテを見てはいけません」という注意書きが各部署に1度回っただけで対策は終了してしまいました

 

その人だけでなく、他に受診をした職員からも

 

「誰にも妊娠したことを話していないのに、受診してすぐに噂になった」

「子供が入院したことを他のスタッフが知っていた」

「救急受診した翌日に、上司が、電子カルテをもう見たから知っている、と言った」などという問題があり、あれほど世間ではやかましく個人情報保護について話題になり、病院でも、個人情報は守ります、と言っているのに、この意識の低さはどういうことなんでしょう

 

ひとえに、教育が徹底されていないからだと思います

倫理的意識の欠落した噂好きな人が集まっていたとしても、職業上、してはいけないことをはっきりさせていかなくてはいけません

 

電子カルテ管理の方に、他の病院ではどのように対策をしているのかと尋ねると、月に1回、ランダムに職員を選び、その人のカルテにアクセスしている人を洗い出して、上司からそのアクセスした人に理由を問いただす、注意する、また、そういうことをしているということを公表するということで不正アクセス対策をしているところがある、と聞きました

ネットで調べたところでは、自分(職員)のカルテを誰が開いたか、申請すれば公表してくれることをカルテのトップページ明示してある病院もあるそうです

あまあまの倫理観を正していくためにはそれくらいしてもらいたいと思います

 

カルテを見られるから自分の病院で受診しない、ということは、病院としては大切な患者さんを失っているということだし、また、その職員は他院受診のために休暇をとらねばならない不便さもあるし、また休暇をとることで人員不足のところはダメージがあります

 

うちの病院の看護師さんのトップは「看護師の年齢を調べるために電子カルテを使っている」と堂々と発言してしまう人なので、やはり情報管理に関しては甘いのですが、やっぱりこれじゃいけない、と思うので、明日、職員ご意見箱に投書して、偉い人たちに今いちど考えもらおうと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

 

息子がうつになりまして①

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シャレてる場合ではありません

息子から「土日にやってる精神科ある?」とLINEがきたのが先週です

数日前に、うつで受診する人が増えていることについて、このブログで書いたばかりのタイミングで

 

LINEを見て、あちゃーというかんじでした

 

息子は、他県で一人暮らしをして働いていますが、昨年転職して、ノルマのある営業職に就きました

 

転職して営業、と聞いた時に、なぜ、そんな全く向いてなさそうな職種を選ぶのかと家族で不思議に思い、心配をしてました

 

あんなにコミュニケーションが苦手で、オタクで引きこもり体質なヤツが営業?

しかも生真面目で適当に手を抜くこともできず、断るのも苦手な人間にはしんどい仕事でないのか、と思いましたが、本人は「ルート営業だから大丈夫らしいよ」と、見通しの甘さ全開でした

 

心配どおり、毎日仕事を持ち帰り、週末も仕事を持ち帰り、ノルマはあるは、買い取りはあるはで、息子の部屋には買い取った商品がたくさん置いてありました

 

3か月前くらいから、1~2週間に1回、「もう疲れた」とか「ダメかもしれない」という短い文がLINEで送られてくるようになりました

 

仕事やめて実家に帰っておいで!ウエルカム的なLINEは返していたのですが、すぐには辞められない、もう少し頑張ってみるという返事が返ってました

 

昨年転職する前の職場というのもたいがいなところで、週休二日・一日8時間勤務シフトあり、のはずが、一日4~5時間の残業、人手不足のため休みは月2日程度、遠方の他の支店に手伝いに行く時は、その支店の従業員寮の空室の寝具もないところで泊まる、など、なかなかな対応のため、慢性的な疲労でもうムリとなって退職しました

2か月に1回くらいは一緒にごはんを食べたりして会ってたのですが、会うたびに痩せて、口数が少なくなっていて、見るからに疲れていたので、親としてはとても心配していました

 

その元職場に就職を決めた時には、あまりに求人の条件が良かったので、「絶対危ない、変だ」と家族で反対したのですが、本人は、少々変でも、お給料が安くても、週休二日ならそれで良い、と考えて就職を決めたようです

ところが、週休二日どころでなく、労基が厳しいので、18時に一度タイムカードを押してから残業をし、出勤が1週間以上続く日はタイムカードを押さないでくれ、と言い出すようなところでした

やめて正解だと思ってます

 

でも、元の職場を決めるときも、今の職場を決めるときも、今のご時世、これだけブラック企業の話が取り上げられているのに、仕事の条件や仕事内容をそのまま信じるなんて、見通しが甘いなぁと思ったのですが、今回も、やっぱり職場がブラックというよりも、自分の適性をきちんと判断してないのが仕事を辛いと思う原因のような気がします

 

そして、先週の「土日やってる精神科」の問い合わせですが、詳しく聞くと、ここ数週間、頭痛と胃痛と倦怠感がひどいので、内科に行って内服薬を処方され、検査もしたが胃炎くらいだった、体調不良は内科的な病気ではないのではないか、と、精神科受診を勧められ、私にLINEで尋ねたようです

 

でも、これって、どう考えてもSOSですよね

息子の住んでる近所の、土日やってる精神科クリニックなんて、ググればいくらでも出てきますもの

 

頭痛と胃痛と倦怠感があるんだ

精神科を勧められたんだ

仕事は絶対休めないんだ

仕事が辛いんだ

もう無理なんだ

 

という気持ちなんでしょう

けれども、SOSを出していることにも気が付いていないのかもしれません

 

精神科受診をした場合

A:診断書を書いてもらって、1週間ほど仕事を休む

B:抗うつ剤を処方されて、これを飲んで仕事はムリせずやってみてね、1週間後にまた受診してね、という流れで、抗うつ剤の効き目を見ながら処方の調節をしてもらって仕事を続ける

 

のどちらかになるのでは、と思ってますが、本人がどちらを望むかによっても違ってきます

 

もう今の仕事は無理だと思っている、とにかく休んでゆっくりしたい、もしくは、辞めたいけど辞めさせてもらえそうにないから病気退職になるならそうしたいというならA

仕事は続けたい、休むと戻りづらくなる、身体的な症状が軽減されればなんとか続けられそう、というならB

 

息子は転職したばかりだし、続けたい気持ちはあるけれど、自分に適性がない自覚はあるみたいです

 

週末のLINEは

「休職したとしてもその先どうすればいいかわからない」

「自分に向いている仕事なんてない」

「どうせ何も向いてない」

という混乱状態と悲観的になっている内容のものでした

 

患者さんになら、根気強く何度でも笑顔で説明できるんですけど、身内となると出来ないもんですよね

 

「日本中の職種を全部経験したようなこと言ってるな、バカ!」と返信して、もっと落ち着け、自分、と思うのですが、

「おまえ一人が仕事休んだところで、会社は変わらず回ってるわ」と送ってしまったり・・・

 

「鈍感力」に優れて、周囲の何にも気が付かない長女と、「世界の中心は自分」と信じて、真面目と努力と反省に無縁な次女に比べて、生真面目、融通がきかない、コミュ障の息子は、本当に生きにくそうだなぁといつも思ってましたが、家族にSOSを出せているので、仕切り直して、これからの生活を考えていければいいなぁと思います

 

精神科なんか受診しなくても、仕事が向いてなくて辛いのが原因ってわかってるんだったら、さっさと仕事辞めればいいんじゃないの?と思っているのですが、辞めたいと言えない人間だから辛いんですよね、きっと

 

 

 

 

 

 

スーパーサラリーマン佐江内氏 福田雄一さんだから見ます!

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「勇者ヨシヒコ」シリーズの演出家・福田雄一氏が脚本と演出を担当するというだけで、このドラマは見ます!

 

しかも、ムロツヨシさんや佐藤二朗さんも出演

ムロツヨシさんは、3年前に福田さんのドラマで初主演してますが、他にも何本も組んでお仕事されてます

 

そして、このお二人、福田さんの実写版映画銀魂にも出演されるようで、銀魂も福田さんがするなら見てみたい映画です

 

スーパーサラリーマン佐江内さんは、スーパーマンになるわけですが、スーパーマンスーツに着替え、スーパーマンとしての能力を得たところで、家のお風呂掃除の時間がすっごい短縮して喜んだり、夜中に空を飛んで温泉に浸かりに行ったりします

 

この原作、藤子・F・不二雄さんですが、週刊アクションに連載されてた漫画だそうなので、サラリーマンのおじさんを対象とした漫画だったのでしょう、そんな面白さです

 

今回のドラマは小泉今日子さんの恐妻ぶりが話題ですが、あんなスタイルのいい、かわいい奥さんが、ショートパンツにハイソックスのルームウェアで家でいてくれたら、どんないうことでも聞いてしまうって旦那さんいるんじゃないでしょうか

 

佐江内さんも、「うちの奥さんは家事ができなくて、バイオレンスチックで、恐ろしいほど我が儘なことを除けばパーフェクト」と言ってます

素敵な夫婦愛です

 

ドラマ内での堤真一佐藤二朗の恋ダンス、面白かったです

「勇者ヨシヒコ」の中ではなかなかセリフを覚えてこず、グダグダになることも多い佐藤二朗さんが、しっかりダンスを覚えて一生懸命不器用に踊ってるのを見て笑ってしまいました

 

 

 

 

周りにうつ病の休職、増えました

 

 

 

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うつ病で医療機関を受診している患者数」は、1984年には11.0万人

1999年には33.5万人に、2011年には70.1万人に増えています。27年間で6.4倍です。

 

この数は厚生省の発表ですが、うつ病、というより、正しくはうつ病という病名で医療機関に受診している人の数になります

厚生省HPのコメントに、うつ病は検査などでわかるものではないので、診断基準に沿って診断されているが、その基準が時代によって変わるので、患者数の推移には注意が必要と書いてありました

 

言外に何かありそうなので、調べてみました

 

1980年にアメリカの精神医学会で

「病気の原因や経過ではなく、現れている症状に着目して診断する方法」を取るようになりました。

代表的な症状のうち、いくつか以上が認められれば、ある疾患と診断するものです。

 

 

そして、1994年には、非定型うつ病うつ病に含まれるようになりました。

非定型うつ病とは、「楽しいことがあると気分が良くなる」「拒絶されることや批判されることに過剰に反応する」などの特徴を持つ、いわゆる「新型うつ」です

 

すなわち、うつ病と診断される範囲が広がり、軽いうつや、それまでは、ただ「遊びに行けるなら大丈夫」「気分が落ち込んでいるので、ストレスをさけて休んでください」程度で、うつ病という病名のつかなかった人たちが、うつ病と診断されるようになったのです

 

1990年頃、保険病名をつける時に、アメリカ精神医学会で使用している基準の影響があり、それまで日本では、ヨーロッパで主流であった「症状が発生した原因や経緯に着目する」という診断方法を、アメリカで主流の「現れている症状に着目する」診断方法に変更したことも、うつ病と病名をつけることに影響したと考えられます

 

少し古いですが、1996から2008までの12年間で精神科が1.6倍、心療内科が5.6倍に増えているので、それだけ需要があるということだと思います

 

実際、周辺には、新しい精神科系のクリニックがありますし、新しくできる精神科のクリニックは、「心療内科」「メンタルクリニック」「睡眠障害外来」などいろいろな名前を付けて、受診のハードルを下げています

人気のある精神科クリニックでは、初診の場合、1か月待ちから3か月待ちというところも少なくないようです

 

あと、あくまでの個人的な感想なのですが、精神科の若い先生はの場合、初診であっても、「仕事が辛くて、起きられない」「仕事のことを考えると頭痛と吐き気がする」というような理由で受診した場合、すぐに診断書を書いて、仕事を休むように勧めるようです

 

お年寄りの先生だと、「まぁ、不安をとるお薬出すから飲んでみて。仕事は無理しない程度にね」というかんじで、切迫感がない場合は即休職、にはならず、それで1週間様子みてね、また、考えようってかんじになるように思います

 

職場では、うつで休職するのは、20歳代、30歳代の看護師が多く、非定型が多いように感じます

なぜなら、友人との飲み会旅行、趣味の集まりには参加し、それをツイッターやインスタグラムにあげているからです

 

看護師という職業はもともとバーンアウトしやすいことでも有名ですし、ストレスの多い職場としても上位にあがります

 

本来なら1か月程度の休暇を取りながら、ストレスを解消し、リフレッシュして働くことが理想なのかもしれません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京タラレバ娘 漫画とドラマ

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東村アキコさんの漫画は「かくかくしかじか」がとても面白く、「主に泣いてます」もちょっとやりすぎなのだけれども、面白い

絵が雑なので、いまひとつはまりきれないけど、タラレバ娘は新刊が出ると読んでます

現在7巻まで発売中

 

「この東京タラレバ娘」は、アラサー女子のリアルな仕事と恋愛がテーマっぽいのですが、いやいや、主人公は脚本家、その友人はお店持ってるネイリストとそこそこ流行ってる居酒屋を経営してる父親を手伝う娘。

東京で一人暮らしをしているのに、しょっちゅう3人で集まって居酒屋で飲み会。

 

完全に勝ち組の3人。

 

しかも、主人公の女性は影のあるモデルのイケメンと良い関係になったりする

ありえん設定をさもあるように、現代の女性みんなが彼氏をほしい、条件の良い人と結婚したいと思っているようなふうに書いてるところがなんだか嫌

 

うちのお嬢が、「ドラマも面白いらしいよ」と言うので、見てみましたが、残念だけど面白いと思えなかった

 

だいたい、彼氏がほしい、結婚したいって思ってるのに出来ない主人公が吉高さんってムリあるし。じゅうぶんお綺麗だしオシャレだし

個室フレンチなんて出会いを求めて行ってたけど、吉高由里子レベルがいたら、もう絶対モテモテだし

大島優子がかわいい系を捨ててたのは好印象

でも、カウンターで座って飲んでるおじさんたちと店主が良い芝居してるのに比べて、この主人公と友人の3人が演技下手だなぁって感じてしまう

コメディとしてオーバーな演技になってるのかもしれないけど

残念

 

ネットでも、あんな3人組なら放っておいても彼氏はできる、とか、もっとブスをキャスティングすればリアリティが出たのに、とか言われてます

 

KEY役の坂口健太郎さんは適役でした

あの人になら、飲み屋で大騒ぎするアラサー女子に辛辣なことを言っても許されそうです

 

ちなみに、うちのお嬢が言うのは、今の若手俳優で一番のイケメンは坂口健太郎だそうです

イケメン?かな

スっとした顔はしてますが、イケメンとは違うように思うけれど、お嬢に言わせると、世代の違いだそうで、今の若い子は、あぁいう顔が良いらしい

 

 

酒癖が悪い人

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若い時に酒癖の悪かった人は、どこかで大きな失敗をして、人前で飲んでも適量で止めるようになります

もしくは、周りに叱られたり、注意をされて、自分の醜態に気づき、お酒を控えるようになります

 

大変だなぁと思うのは、年をとってから酒癖が悪くなる人

何年振りかに一緒に飲んで、えーっこの人、お酒入るとこんなになる人だっけ?

と驚くことがあります

 

私の好きな高田純次さん

年取ってやっちゃいけない話は、
説教と昔話と自慢話。

 

それでなくても、年をとると、同じこと何度も言ったり、昔話をするようになるもの

お酒を飲むとそれがひどくなります

 

なんで友人と酒を飲んでて、説教されんといかんのじゃ、と逆説教をしたくなる

「私って、若い時はこう見えても本当にモテたのよ」昔話と自慢話のコンボもある

 

やっぱり、そういうお酒が続くと、お酒なしのごはんだけの時に会いましょうってなります

だって、楽しくないもの

 

最近、ちょっとした事件がありました

友達と家で飲んでた時に、外で飲んでから家に来た友人が一人いました

外で他の人たちと飲んでて口論になってたらしく、ろれつが回らないほど飲んでるし、家に来た時から妙にからむし、そのうち怒鳴り始めて、壁を殴る、ものを蹴る、手が付けられなくなりました

 

今年になって、ろれつが回らないほど飲んだ時は翌日になって、いつも記憶がない、とは言ってたのですが、その時も、きっと明日には今のこと覚えてないんだろうなぁって思ってました

そのうち、キッチンに行って、鍋投げるわ包丁投げるわ・・・

手に包丁を握りしめて、私達をにらんだまま怒鳴り出した時には、目は血走って据わってるし、鬼のような形相で・・・

あ、こりゃ刺されるかもしれないって思って、スキをついて家から出て、飲んでるから車で移動もできないし、山用に車に積んでるシュラフだの毛布で朝まで車で寝るはめになりました

いやぁ、寒かった!

 

朝になって、彼女からLINEで「みんないない、わけわからん(怒)」ってきてました

 

こんなことがあった、と説明すると、「今度から気を付けるわ」ってかんじで、当分は外で、お酒ないときに会おうって言ったら、「はぁ?」みたいな返しでした

 

彼女にとったら、たかがお酒を飲んでハメはずしたくらいで何言ってるの?気を付けるって言ってるのにってかんじでしょうか

 

この彼女、夏にお店で飲んだ時にも、やっぱりろれつ回らないほど飲んで、あまりに大声ではしゃいだために周りのお客さんから注意されて、それにキレて口論になり、なだめるのに友人一同ものすごい苦労したことがあります

この時も手が出そうな勢いでした

 

適量でやめる、適量がわからないという人にとっては、周囲に迷惑をかけないためには、お酒をやめるしかありません

でも、たかがお酒上のことでって思う人には、お酒を控えるつもりも止めるつもりもありません

 

「お酒を飲まなきゃいい人だから」なんて言う人がいるけど、お酒を飲むこともその人の一部であるのだから、お酒飲んでる人はその人自身です。

 

酒癖の悪い人とは、お酒を飲む場では付き合わない

お酒飲む場で付き合わなければいけない人とは、付き合い自体をやめるしかないんじゃないでしょうか

 

私自身は、よほど親しい人以外には、毒を吐いたり辛辣で底意地の悪い性格を見せていないつもりなので、酔っぱらって本来の自分を晒すことは怖くてできません

だから、外では自分をコントロールできないようになるまでは飲みません

すごーい飲みたい時はもっぱらおうちで一人飲みです

 

これも、私の友人

「最近嫌なこと続いてさー

ゆうべ一人で飲み屋さんハシゴしたら帰りの電車で気持ち悪くなって

久しぶりに電車の中で吐いたわー

隣にいたお兄ちゃんがスーパーの袋くれて助かったわ」

 

酒慣れしてない若者が吐くならまだしも

飲酒歴20年を超えてる人間が電車で吐くとは・・・

 

しかも、人の中で吐いたことを大したことでないと思ってる

 

やっぱり酔っ払いって理解を超える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

看護研究の論文を読むのは楽しいですよ

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私は看護研究の論文を読むのが好きです

看護は、実際自分が関わっている仕事なので、内情はわかっているし、対象についても知っているので、テーマがとても身近です

 

そして、とても役に立つ内容!

看護研究なんて、昔昔から、自分よりもっと頭の良い看護師さんたちによってされていたことなので、自分が仕事をしている中で疑問に思うことや、知りたいと思うことはたいていすでに研究の対象となっていて、明らかにされていることがたくさんあります

 

例えば、自分が職場の異動があって、内科病棟から混合病棟に行ったとします。

「混合病棟って、なんか働きにくいなぁ」って思った時に、ちょっと調べてみると、混合病棟について調べたものがでてきます。

単科7ヶ所・混合病 棟 5ヶ所、看護師287 名を対象にした研究です

「混合病棟と単科病棟の看護に対する意識の差異について」木村晃子さんらのものです

それには、

「受け持ち愚者の把握ができている」のは 混合病棟 69.8% 、単科病棟 84.8% 、「看護の 充実感を感じている」のは、混合病棟 32.5% 、 単科病棟 64.5% 、「患者のニーズに応じたケアができている」のは混合病棟29.1% 、単科 病棟 44.7% 、「毎日患者のアセスメントを行っている 」のは、混合病棟 65.9% 、単科病棟 80.1% ・・・以下略

という結果が記されています

 

あぁ、やっぱり混合病棟の看護師さんって、大変なのねって思います

 

そして、今回の結果からは比率的にみても混合病棟 のほうが看護業務は煩雑になり看護師の負担 が大きい、としています

また、先行研究により看護師は患者からの 評価や仕事の達成惑など本来の看護業務を行 っているときにもっともやりがいを感じ、逆 に仕事が達成されない時に意欲を失うと報告されている。このことからも、やりたい事、 やらなければいけないことが数多くありながら行えない状況は看護に対する意欲を低下させると考える。

なんか、働きにくいなぁと感じるのは、そのへんに原因がありそうです

そうすると、何等かの対策は立てられそうです

 

また、病棟で看護学生の実習指導をすることになって、看護学生さんはどんな指導を望んでいるんだろう、と思った時

 

はい、あります

看護学生の認知する臨地実習での効果的・非効果的な指導者の関わり 」山田知子さんらによって、研究がされています

 

学生は指導者からの『学生の士気を高める』関わりや,『学生の心情の受容』,『学生の自主性の尊重』,『熱心な指導』といった言葉や態度を通じて実習に対 する意欲が高められていた。 『学生の士気を高める』関わりとは,指導者からの褒める,励ます,頑張りや成長を認めるといった関わりを意味している

学生は指導者からの『学生の心情を理解しない関わり』や『学生を委縮させる関わり』,『不平等な関わり』,『不誠実な態度』,といった,自尊心への配慮に欠く言葉や態度によって,成長が妨げられると認識し ていた。 『学生の心情を理解しない関わり』は,学生の意見 を尊重しない/信頼しない言動,学生の努力・成長を 認めない言動,学生を馬鹿にした態度,学生の心情への無配慮,他学生との比較,学生へのかけの不足,プライバシーへの配慮のない言動といったコードから抽出された

いろいろ学生さんたちも指導者に不満はあるようです

気を付けないといけませんね

 

というように、色々なことを知ることができます

仕事に関するエッセイと大差ありません

 

色々なことのヒントをもらえる論文、ぜひ大勢の人に読んでもらいたいです