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継続は力なりと思う看護師の日記

思えば長く続けている看護師というお仕事、研究、そのほかについて書こうと思います

看護師の退職の理由① ~転職前の下調べは大切です

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1年を通して、3月退職の方は多いですね

 

看護師の離職率は、常勤11.0%、新卒7.9%(「2013年病院における看護職員需給状況調査」日本看護協会)とのことで、他職種と比べて大差はないそうです

これって、看護師としての仕事をやめるってことじゃなくて、働いていた職場を辞めるってことでいいのかしら

 

看護師を辞めたい、辞めた理由

1位 人員不足で仕事がきつい 37.2%
2位 賃金が安い 29.5%
3位 休みが取れない 29.0%
4位 夜勤がつらい 28.3%
5位 医療事故への不安 19.7%
6位 職場の人間関係 19.2%
7位 仕事の達成感がない 19.1%
8位 患者・家族からのクレーム 10.1%

自治労連「看護職員の労働実態調査中間報告(2011年))

 

となっていますが、調査するところによって順位が異なり、看護師転職サイトでは、

1位 人間関係

 2位 労働環境の不満

3位 上司・経営者への不満

となっていたりします

 

私自身、若いころは1~2年で違う病院へと変わっていた時期がありました

色々と不満に思ってその病院に見切りをつけ、もっと働きやすい病院、もっとお給料の良い病院、もっと働き甲斐のある病院、を求めて新しい職場へ移るのですが、今思うと、勤める病院をよく調べていなかっただけで、自分の考えの甘さが転職につながっていたように思います

 

「お給料が高い」

→休みが極端に少なく、休日の買い上げを行ったり、残業代含めての提示のことがある。救急指定病院でひっきりなしの救急車対応、入院など仕事が過酷。残業が少なくて3時間、長いと5時間という勤務。

 

離職率が低く、人間関係が良い」

→とにかく楽だが、スタッフに向上心がなくぬるま湯状態。患者サービスよりも自分たちが楽であることを優先。

 

「働き甲斐のある病院」

→時間外での研修がものすごく多く、休日の院外研修もやたらと勧められる。意識が高すぎて、自己犠牲を強いられる。

 

こんなかんじだったりしましたが、これは、面接のときや、その前の病院見学で病院関係者に詳しく話を聞くことでかなりわかることもあると思います。

 

医療センターや公立の病院と大学病院でも業務の違いはありますが、これが個人経営の病院や療養型の病院ともなると、ずいぶんと求められるものが違ってきますし、スタッフの考え方も違ってきます。

転職先の下調べも大切ですし、それぞれ、自分が仕事に何を求めて、何を重要視するかで合う、合わないが違ってくるのだと思います。

 

若いころはそうやって転職してましたが、子供を持つようになると、子供の病気や行事ごとで休みがとれるかどうかも重要になってきますし、親の介護にどれくらい理解があるかも大切になってきます

 

求める条件すべてに当てはまる職場なんてないのでしょうから、どれを重視するかですよね。

 

ちなみに、私が今の職場を選んだ理由は、家から近くて通勤時間が短いこと、休日が多いこと、総合病院であることの3つです。

人間関係とか、働き甲斐とか、労働環境とかは、取りあえずは総合病院でいくつかの部署があればどこかではクリアできるように思えたのですが、本当にそのとおりで、部署のトップが替われば雰囲気も変わるし、同じ部署で閉塞感が出始めたら異動もできるので、自分には合っていると思います。

 

同じ場所でキャリアを積むことにも価値があるし、全く違う場所を試してみるのも楽しいことです

 

若手看護師を育てるということ

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私の勤める病院で、3年目前後の看護師が自分の看護についてプレゼンし、資料にまとめて発表する、という発表会があります

何人かでグループになって行うグループ学習です

 

テーマは何でも良いので、自分が取り組んできたことについて発表をします

 

3年目の看護師は看護研究の経験もほとんどなく、パワポを使っての発表というのもほとんど経験がありません

 

半年くらいかかってテーマを選定して発表の準備をします

その発表の指導にここ何年か関わっています

 

忙しい勤務の合間を縫って行うものなので、なかなか3年目の看護師は準備ができません

テーマの選び方から、調べ方、文章、構成、発表の仕方までいくつかのグループを担当して、支援していきます

 

私は、業務外に時間を作ってグループで話し合い、発表する形ができればそれでOKだと思っています

どんな内容であっても、自分たちがしてきたことや興味のあることを調べ、文章化し、パワポや資料を作って発表するなんて、慣れない看護師にとっては、長い時間がかかることだし、大変なことです

 

看護師本来の業務とは違うことですし、そういうことが苦手な人だって多い中、上からやれ、と言われてやらねばならないことなので、やったことだけでも褒めてあげたい

そして、こういうプレゼンの能力というのは今後必要になっていくことだし、看護研究にもつながっていくことなので、やって役に立った、楽しいこともあった、という気持ちで終わってほしいと思っています

 

そして、その発表が先月無事終わって、その会の評価を行う集まりがありました

 

もう、うんざりしてしまったのですが、これを指導する看護師の厳しいこと・・・

指導担当は、だいたい看護師経験20年くらいのベテランさんなのですが、文章能力が低い、価値がなかった、質が低い、パワポがひどいなどなど言いたい放題です

 

文章能力の指摘に関しては

「あんたがそれを言う?」

というものや

パワポの見づらさを指摘する人に関しては

「そう思ったら、発表前に変えるように言えばすむことじゃん」

というかんじでした

テーマに関していまさらケチをつけてみたり、いったいこの会は何なんだ?とうんざりしました

 

本来ならその発表会の評価を行うならば、どのような点で指導が至らなかったかを話し合って次年度に生かすべきなのに、3年目の看護師の発表の悪かったところを挙げてどうする?と思いました

しかも、とにかく悪かったところに話題が集中して、努力への評価や彼女たちが持っている能力を鑑みての評価というものが全くなかったのです

 

これは、この会の責任者に若手を育てるという意識が欠けているためかもしれません

私には、ベテラン看護師たちが、自分たちのプレゼン能力と比較して若手の看護師を批判し、貶めているように感じられました

マウンティングというのでしょうか、私達のほうが出来る、私達はすごい、というアピールのようにも思えました

 

ということで、今日は同年代の看護師なのに、若い看護師を育てる、という気持ちがなく、あまつさえ叩きに行くという会に参加して、一日とても嫌な気持ちでした

 

人を叩く、というのは、自分が認められたい、褒められたい、の裏返しではないかと思います

相手を落として自分を上げる・・・

でも、認められて褒められたいのは誰もが同じで、特に若い看護師はそうやって伸びていくのだと思うのですが、いい年をして、まだ認められたいのか・・・

と複雑な思いでした

認めて評価されたいなら、自分だけじゃなくて、若手を育てることで評価されればお互いWinwinなのになぁと思った日でした

 

 

みをつくし料理帖1~10読了 夢中で読んだ!

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久しぶりに面白くて読むのが止まらない、という本に出会いました

みをつくし料理帖」シリーズ、著者:高田郁さん、ハルキ文庫

 

家に本が増えるのが嫌で、最初は図書館で借りて、何度も読みたくなる本だ、と思ったら購入する、というのがいつものパターンなのですが、これは本屋さんに平積みされていて、なんだか気になって衝動買いした一冊です

 

でも、運命の出会い!

 

あらすじとしては、

1802年(享和2年)、大坂・淀川の水害で両親を亡くし、幼なじみの野江とも生き別れ、一人ぼっちになった8歳の澪(みお)は、たまたま出会った料理屋・天満一兆庵の女将・芳(よし)に助けられ、女料理人として修業をはじめた。板場がまだ女人禁制の時代に、天性の味覚を見込まれたのだ。
しかし、天満一兆庵が火事で焼失してしまい、澪と芳は主人の嘉兵衛とともに江戸へ出立。不思議な縁で、蕎麦屋「つる家」の主人・種市から店で働かないかと誘われる。
上方と江戸の味付けの違いに戸惑い、ライバル店の激しい妨害に遭い、武士・小松原との身分違いの恋に悩みながらも、澪は一人前の女料理人としての道を懸命に貫いていく。

というもので

元々時代ものは好きで、隆慶一郎さんとか、司馬遼太郎なども楽しく読むし、昨年は鬼平犯科帳にはまったし、というかんじですが、高田さんの本はこれとはまた違う、優しくて、心が洗われる、という印象の物語でした

 

書評を読むと、筋がありきたり、とか、先の展開が見える、とか、もっと内容を深くしろとかマイナス評価もあるのですが、この本を好きになる人はそんなの求めてないよなぁと思いました

 

人間がその人に許された環境の中で幸せを求めていく物語で、人間なんて、誰もが一瞬先はわからなくて、自然の力の中では無力だけれど、自分の努力でつかめる幸せを求めて生きる姿が美しいです

 

いつもなら、登場人物がみんな良い人ってありえない、とか、こんな良い人たちに比べてなんて自分は荒んでしまったことだ、とか思ってしまうのですが、そう思わせずに、登場人物を暖かく見ることができるのは、作者の力量かもしれません

 

本を読みながらもらい泣き、うれし泣き、でたびたび涙腺崩壊してましたが、泣くとストレス解消に役立つと言われているとおり、読後がスッキリな気持ちになりました

 

これはドラマ化されていて、主人公澪は北川景子さん、その片思いの相手にTOKIOの松岡さんだったらしいですが、それはないですねぇ

しかも、絶世の美女の花魁役より主人公のほうが美人とか、設定がもうおかしい

 

今年の5月からNHKで、黒木華さん主演で再ドラマ化されるようで、これは黒木さんのハマリ役かもしれません。良い女優さんだし楽しみです。

 

それにしても、みをつくしシリーズ全10巻、既刊で良かったです

新刊待ちとか、気になって仕方ないです

 

朝5時まで翌日の寝不足覚悟で読んだのは久しぶりです

 

まだまだ出会っていない素晴らしい本にこれからも出会えるかと思うと、わくわくします

 

 

 

 

八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)

八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)

 

 

高田郁さんのすごいところは、主要キャラを惜しげもなく死なせたり、途中で出さなくなったり、貧乏にしたりできるところだと思います

 

エンディングは、あ、この終わり方があったか、とは思うけど、うーん、アリだけど、もう少し、水戸黄門的に予想通り、というのでまとめてほしかったなぁ・・・

 

ラーメン屋さんに接客を学ぶ

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外食は家で食べられないものを食べに行く、というかんじです

年とともに、「自分で作るのが一番美味しい」と思うようになってしまったので、ほとんど外食はしません

 

なので、家で作るよりも美味しいもの、といえばラーメンなのです

 

最近、京都に本店を持つ全国チェーンのラーメン屋さんに行ってきました

魚介系コッテリなんて、多分大好きだろう、と期待していましたが、いつも混んでいるのでなかなか並んでまで行く元気がありませんでした

 

が、どうしても食べたい!と思ったので、時間を外していってみました

さすがに雪が降っていたので外まで行列はありませんが、ドアの内側には10人くらいは待っていて、待合のスペースがぎゅうぎゅうです

 

「食券をお買い上げになってお待ちください」

と声をかけられ、

買って、待っていました

 

待ってる間はヒマなので、スタッフの動きを見てました

お店のスタッフは、30歳後半からそれ以上の男の人ばかりで、作る人をいれて5人くらいいました

コの字型のカウンターと奥にテーブルが3つあって、こんなに混んでる時に接客を2人でまわすのは大変かな、とみておりましたが、おじさん方、動く動く

動きにムダがなく、よく気づく

 

空いたテーブルを片付けるのも速いので、客も長く待たされることがありません

よく忙しい店でありがちな、席は空いてるのに片付ける人間がいないため、お客はずっと席に案内されずに待つ、というあのいらだちがありません

 

おじさん方、みんな声がとてもよく出ているのですが、これもありがちな押し付けがましさがありません

時々、ラーメン屋さんに行って、スタッフ全員口々に元気よく「らっしゃいませーー」と叫ばれて、うるさいなぁと思う時があるのですが、それがないのです

なんというか、職人さんたちが、黙々と仕事してるけど、礼儀正しい、というかんじですかね

スタッフの方々、別にニコニコしているわけでもなく、爽やかでもありません

町で会ったらちょっと避けたくなるくらいな強面の人もいます

 

カウンターの隣の席の丼を片付ける時も

「すみません」と少し頭を下げてました

「お待たせしてすみません」

「器が熱いのでお気を付けください」

これが、とても自然に出る方々でした

 

これが個人経営のお店ならわかるのですよ

店主のポリシーとか教育とかで、なんとかなるものです

でも、チェーン店で、すっごい忙しい時に、なかなか出来るものではありません

実際、これだけかんじの良い接客のラーメン屋さんは初めてでした

 

帰る時も、ドアの外まで客を見送って

「お待たせしてすみませんでした、ありがとうございました」

と言ってました

 

つい

「すっごく接客良いですねぇ、すごいです」

と言ってしまいました

「いえいえ、行き届かなくて・・・

 そういって頂けると励みになります」

と、少しだけ笑って言ってくれました

 

この対応では他のお客さんたちも、待ってもそんなに不満じゃなかったと思います

 

そして、それに比べて・・・のお店にも先月行きました

 

県下に山のようにある回転寿司の中でも一番有名なお店があって、そこは休日は開店前から駐車場がいっぱいで外にまで行列ができるようなところです

いつも行列待ちが多すぎてあきらめてしまい、行く機会がありませんでした

 

が、子供がバイト代がでたのでおごってあげる、というので、待ち時間が少ない時間を狙って行ってみました

 

なんというか・・・

並んで入ったのですが・・・

満席なのにお店に活気がなく、職人さんたちにやる気がまったく感じられません

忙しくて疲れてる?

注文されるのが嫌なの?

職人さん同士のギスギスした雰囲気も伝わってきます

職人さんたちは無表情で、黙々と仕事をしてますが、注文が聞き取れないと

「え?」

「え?」

と顔をしかめて聞きなおし、

注文したお品があまりに遅いので、注文が通っているか確認すると、返事もしないまま、握りだして、無言で渡されました

 

同じ接客業として許せん!と思ってしまって、すぐにお店を出ました

 

このお店の名前と「接客」で検索すると、味は良いが接客はひどいという評価がでていました

こんな対応をしていると客はおのずと離れるだろう、と書いてあり、本当にそのとおりだと思いました

 

というので、社員教育の大切さ、真摯な態度であることの大切さを学ばせていただきました

 

そのラーメン屋さん、味としては、ものすごーく好きとまでは行きませんが、今後も通うことになると思います

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

息子がうつになりまして⑥ 猫セラピー

私は動物が好きなので、年をとって施設に入ることがあれば、その施設に猫や犬がいればいいなぁと思います

 

さて、うつ状態で休職中の息子が、実家に帰って来て3週間が過ぎました

 

うつうつとして、ぼーっとしていたときに、猫の存在は大きいなぁと思いました

息子が猫好き、というのも大きいのですけれど

猫に遊んでもらって、猫に癒してもらってます

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猫も飽きると無視ですが・・・

 

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猫って、存在自体が癒しですが、

その時のことだけを考える、とか

先々の考えても仕方ないことを考えて思い悩まない、とか

したいことを優先させる、とか

余計なことを考えない、とか

 

自分がいろんなことを考えすぎて動けないときには

お手本になるような生き方だなぁと思います

 

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うちの猫はサビ猫で、ちまたでは、ゴミのような模様とか、全然きれいじゃなくて人気がないとか言われていますが、本当に美人さんだなぁと思います

 

そして、サビ猫は人懐こくて温和で、最初に飼うならサビ猫が良いと言われるような猫だそうです

 

少々見た目がアレでも、やっぱり性格が良くて、気立ての良いのが一緒に暮らすには一番良いというのも教えてくれるような猫です

 

3月のライオン」という漫画の中に、いじめにあって登校できなくなった中学生の女の子が、学校に通うためのリハビリの中で

まず動物の友達を作ること、

次に年上(社会人や高齢者)の友達を作ること

そのあとに、同年代の友達を作る、という方法が書いてありました

 

動物は、意地悪をしない、ということだろうなと思いました

犬や馬だと、世話をしたり、遊んだり、相手の嫌がることをしない限り、こちらの愛情に応えてくれる、というのも大きいのでしょう

 

うちのサビ猫は、初対面の人でも全然平気で、相手がフレンドリーだと、撫でられたり、膝に乗ったりもします

 

猫セラピー、良いと思います

もっと長引けば、あらたに犬を飼って、犬セラピーも良いと思います

 

高齢者の高額療養費制度負担増加を考える

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日本は、他の国に先駆けて、急激に高齢化しています

医療、看護、介護では、2025年には、団塊世代が75歳以上の後期高齢者になるという、「2025年問題」について、ずいぶん前から話題となっています

 

高齢化が進むことによって、医療費などの社会保障費が増大し続け、日本の財政を圧迫していますが、これは皆保険であること、医療費の補助等が確立されている国だからです

素晴らしいことなのですが、その素晴らしさゆえに、財政が圧迫されています

 

高齢化がどれくらいすごいかと言うと、

1950年には、1人の高齢者を12.1人の現役世代(15~64歳)が支えていました

2012年には、1人の高齢者を2.6人の現役世代が、

2060年には、1人の高齢者を1.3人の現役世代が支える予測になっています

 

年金制度の破たんが言われてから長いですが、医療制度の現行維持なんて、絶対できそうにありません

 

2016年度当初予算では、社会保障費が約32兆円で3分の1を占め、1990年と比べると約3倍にも膨らんだ。社会保障費が毎年1兆円規模で増加している中、社会保険料収入は横ばいで推移しているため、その多くは税金と借金で賄われている。(東洋経済on line 2017.2.16)

 

社会保険料の収入が増えないのは、少子化問題も関係するでしょうし、正規雇用ではなく、非正規雇用、フリーターが増えたことも関係あるのでしょうか

少子高齢化は今後も進むでしょうし、人口減にもなっていきます

 

医療費の年齢別での負担では、70歳以降に生涯の医療費の約半分がかかり、75~79歳でピークを迎えるそうです

 

そこで、今年夏から変わるのが、まず高齢者の高額療養費制度の増額です

 

高額療養費の負担限度額とは、医療費が多くかかった時に、患者の本人負担に毎月の限度額を設定している仕組みです

複数の疾患を持ち、医療費がかかりがちな70歳以上の高齢者には、所得に応じて、外来費や入院費で限度額が設定されています

 

今年から、70歳以上の現役並み所得者(年収370万円以上)は、外来費の負担限度額について、現在の月4万4400円が月5万7600円に上がり、2018年8月には月8万円以上へと引き上げられます

住民税非課税の低所得者(年収156万円未満)は、負担増がなく維持されるそうです

 

支払う保険料に関しても変更があり、75歳以上の後期高齢者医療保険の保険料に関しても、負担を軽減している特例が変更されます

年収153万~211万円で一定の所得のある人向けには、現在の5割軽減から、2017年には2割軽減、2018年には軽減措置自体がなくなる予定です

 

私は、70歳以上の現役並み所得者(年収370万円以上)の負担増については、当然だと思っています

年収370万円を稼げない若者なんて、今の時代、たくさんいると思います

その反面、高齢化が進み、元気な高齢者が増え、仕事を継続できている方も多いのですから、やっぱり払っていただかなくてはいけないでしょう

国会議員、地方議員なんて、70歳以上がゴロゴロいて、稼いでいるんですから、ものすごくいっぱい徴収していただきたいくらいです

 

そして、整形外科や内科のクリニックが高齢者のサロンとなっている、と言われ続けていますが、過剰な医療、過剰な検査に対しての引き締めは、どんどん国にやっていただきたいことです

 

2016年2月のニュースで、

高額療養費の見直しを巡っては、公明党が来年夏の東京都議選への影響を懸念し、一般所得者の負担増に反発。調整が難航した。

 

という記事がありました

 

政治家というのは当然のことながら自分を支持し、投票してくれる層を重視します

2012年の調査では、有権者の割合は、20歳から49歳で49%、その年代の投票率は42%だそうです

投票者の平均年齢は50歳代後半と言われてますから、どうしても支持層を考慮し、高齢者に温かい政策をとろうとする政治家が選ばれてしまいそうです

 

後回し、後回しできた年金制度ですが、高額療養費制度も破たんする前に、早い段階でどんどん改正してほしいと思います

 

 

 

 

 

 

体の老いと看護師業

                                          

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老化の自覚って、何歳くらいからするものなのでしょうか

 

私は32歳から33歳がターニングポイントでした

もう、その1~2年での記憶力の低下は恐ろしいものがありました

 

32歳の頃ですが、いつもなら絶対に忘れない業務が抜けてしまったことがあります

なぜ抜けたかわからず、軽いパニックでした

その時には疲れてるのかな、と思ったのですが、完全に忘れるとまではいかなくても、途中で忘れそうになっててハッと気づいたり、あれ?と思うけど思い出せない、ということがたびたびおこるようになりました

 

わからないことは、メモをする、忘れそうなことはメモをするこれは看護師なら誰もが新人の頃からすることですが、これは、わからないこと、忘れそうなことに対して行うことです

 

が、とにかく忘れる、思い出せない、が、たびたびあるうえに頻度も増える一方で減ることがありません

もう、何だってメモです

測定してもメモ、伝言もメモ、薬の名前もメモ、やるべきこともメモです

周囲からはメモ魔と呆れられるほどメモしはじめました

 

32歳、33歳とその状態が続いた時に、やっと、これは加齢によるものなんだ、と気が付きました

薄々、年のせい?と思ってましたが、まさかね、まだ32歳だし・・・と思っていたけど、不可逆、進行性、これは老化現象!!

 

それを認めたころから、本当に坂道を転がっていくように記憶力が低下し続けて、現在進行形でもあります

 

例えば、それまで、メモができない時には手首に輪ゴムをしたり、白衣のポケットにクリップを止めて、

「薬剤師に内服薬の確認を後でしないといけないけど、忘れたらいけないからコレを見たら思い出そう」

なんてこともしてたのです

 

けれども、ある日、その輪ゴムに気づかない、というか見てなくて、というか、輪ゴムと内服薬確認の業務を関連付けさせることができず、すっかり忘れてしまったのです

何度かそれが続き、輪ゴムは役に立たなくなりました

 

そして、今度はメモにきちんと書くようにしたのですが、メモの確認をタイムリーにしていない時にはメモの内容を忘れてしまうようになりました

 

仕方がないので、どうしても忘れられない業務に関しては、手に小さく、その頭文字のポ、とか、か、とかボールペンで書くようにしました

 

しばらくはそれで大丈夫でしたが、次第にその「ポ」だの「か」が何を示すのか思い出せなくなりました

だから今は

「14時ポータブルXP連絡」

「15時山田さんカンファレンス中会議室」

というようにポケットにはいるバインダーに予定を書いて、ひとつの業務が終わるごとにそのバインダーで確認する、ということをしています

 

今はもう、聞いただけでは覚えられない、聞いても絶対忘れる、と思い知っているので、そうならないようにとても気を付けていますから、トラブルや業務上差し支える失敗をすることはありません

でも、自分でないと思っているだけで、若い同僚たちにかなりフォローされているのかもしれません

 

今は病棟業務から基本的には外れているので、三交代をしていません

離れてみると、よくあんなことやってたなぁと思っています

深夜明けはその日一日だるくて眠くて何もできなかったし、準夜明け休日後の日勤も疲れがとれてませんでした

 

もう病棟勤務に戻れないなぁと思っています

三交代がかなり身体的に負担になるとわかっていることと、とにかく記憶力の低下で、インシデントを通り越して、医療事故をおこしてしまうかもしれないからです

病棟に配置転換になれば退職します、ということは看護部には伝えてあります

 

自分がこんなだから、同年代でICUとか救急でバリバリ働いている看護師って本当にすごいなぁと思います

同年代で手術室とかもスゴイです

私はあの機械類、絶対覚えられないもの

 

そのぶん、退院調整とか、ソーシャルワーク的なこと、クレーム対応などはうまくなったなぁと思います

 

バレリーナが若い頃は足もあがり、ジャンプも高く飛んでいたけれども、年をとってその美しさや身体機能を失うかわりにもっと大切な情緒性を獲得する、というのと同じですかね

どの世界にもあるのかも

 

 

 

 今欲しいのが遠近両用眼鏡でして

いえ、暗い場所で細い血管に点滴する時にだけ使っているのですよ

100均で買ったものをポケットに入れておいて・・・

でも、無意識でモノを目から遠く離して見ているときとかあるんだろうな、と思うと、必要かな、と・・・

 

福井県鯖江市の日本に誇る眼鏡メーカー

ちょっといいの買っちゃおうかなぁ