継続は力なりと思う看護師の日記

思えば長く続けている看護師というお仕事、研究、そのほかについて書こうと思います

子育ての気分転換~絵本

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子供の頃から本が大好きで、特に寝る前に本を読みながら空想の世界に入って、現実のしんどいこと、嫌だったことから離れて気持ちを切り替えることが日常でした

 

看護師は向いてない、人間関係がしんどい、と思いながら仕事を続け、子供ができた後も、子育ては向いてない、母親は向いていない、と思いながら毎日を忙しく送って、疲れて読書どころでなく、そうすると気持ちの切り替えもできなくなっていた頃がありました

 

ちょうど、子供が二人保育園に通っていた頃がいちばん忙しく、心に余裕がなかったように思います

 

自分が本好きだったこともあって、休日には図書館に行って、たくさん絵本を借りて寝る前に読んであげてました

適当に選んで読むのですが、その中にバーバラ・クーニーやモーリス・センダックなど、絵の綺麗な外国の絵本も混じっていました

 

その中でも、一番好きだった、バーバラ・クーニーの「ルピナスさん」

 

 

 

まず、ミス・ランフィアス(ルピナスさん)は図書館で働きます。
それから小さい頃からの夢だった南の島へ行ったり、山を登ったり、自分のための時間を過ごします。
満足したところで、これも夢だった海の近くで生活することにします。
年をとって、腰が悪くて自由が利き辛くなりますが、ある日子供の頃におじいさんに言われた「世の中を、もっとうつくしくするために、なにかしてもらいたいのだよ」という言葉を思い出し、何が自分にできるか考えます。
ミス・ランフィスは、大好きなルピナスの種を村中にまいて、次の春には村がうつくしルピナスでいっぱいになるのです。

 

特に盛り上がりもなく、何がおこるわけでもないストーリーです。

子供としては全然面白さがわからない絵本だと思います

 

けれども、どうせ人間なんか大したことできないよ、気楽にいこう、一生のうちひとつ人のために何かできたらそれでOK、と言っているように感じて、優しく励まされているような、生きていることを肯定されているような気持ちがしました

 

今でも時々本棚から手に取って読みます

絵本の内容よりも、その頃の焦燥感や苦しかったことが思い出されますが、時間がたった今としては思い出になっています

 

 

ルピナスさん―小さなおばあさんのお話

ルピナスさん―小さなおばあさんのお話

 

 訳が掛川恭子さん

この人の訳の赤毛のアンシリーズも大好きです

 

Miss Rumphius (Picture Puffins)

Miss Rumphius (Picture Puffins)

 

 

その当時は日本版の絵本より、外国の絵本の方が色がきれいだったので、私の持ってるのは輸入本なのですが、通販で買えるのはペーパーバックだけなので、色としてはどうでしょう

 

子供たちも好きで私も好きで、一番よく読んだ絵本はというと・・・

 

タンゲくん (日本傑作絵本シリーズ)

タンゲくん (日本傑作絵本シリーズ)

 

 ブサネコ好きにはたまりません

タンゲくんってネーミングが素敵すぎる

 

三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ)

三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ)

 

 あるとき、やまの くさばで ふとろうと、やまへ のぼっていきました

この訳!せたていじさんです

 

すてきな三にんぐみ

すてきな三にんぐみ

 

 その先ずっと続くストーリー

この全体が黒と青の色使いが素敵

 

まよなかのだいどころ

まよなかのだいどころ

 

 

センダックといえば「かいじゅうたちのいるところ」が有名ですが、うちはこっちのほうが人気ありました

♪ぼくはミッキーミルクじゃないよ♪