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継続は力なりと思う看護師の日記

思えば長く続けている看護師というお仕事、研究、そのほかについて書こうと思います

親を看取るということ 父の看取り

思い出

                            

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私の父は50歳代で亡くなりました

肺癌でしたが、癌だとわかった時には転移していて、癌の診断から亡くなるまで3か月でした

癌診断の3か月前に会社の健康診断で異常なしでしたから、急激に進行したのだと思います

 

実家は地方都市にあって、私を含め子供たちは県外で働いていましたので、両親は二人暮らしをしていました

私はその頃東京の大学病院に勤めていて、希望していたCCUを有する循環器内科に配属になって、忙しいけれど仕事にやりがいを感じていました

 

「お父さんが病院を受診したら、家族の方だけで病状説明を聞きに来てほしいって電話があったんだけど、癌とかだったらどうしよう、一緒に話を聞きにいって」

と母親から電話があったので、お休みをとって帰郷しました

 

父親は「体のだるさがとれない、肩こりがひどくて痛い」というので、実家から自転車で15分くらいの市立病院を受診していました

病状説明時に主治医には、看護師をしています、と伝えると、画像をふくめ検査結果を見せながら詳しい説明をしてくれました

肺癌です、と最初に言われましたが、胸部の単純写真を見た瞬間に、これは治療のしようがないな、とわかるほどで、癌は両肺で、溶骨性の骨転移も複数個所にありましたし、胸水もありました

ステージⅣで、手術、放射線は適応外、抗がん剤も副作用のほうが心配だが、使用するかどうか本人しだい、使用する、しないにしても余命3か月程度ではないかという説明でした

 

今度は私も同席して父への病状説明をしてもらおうと思ったのですが、母が病名の告知に反対をしました

父は内面はとても弱い人間で、癌だと知ると自暴自棄になるのではないか、そうなった場合、自分は看病する自信がない、余命3か月というなら癌だと知らせないでほしい、というものでした

 

けれども、私は癌の専門病院もしくは自分の勤める大学病院に父を転院させたいと考えていたし、病状説明を聞いた後ではホスピスか緩和ケア病棟も選択肢として考えたほうが良いと思ったので、父親が自分の病気を知って治療方法を選択してほしかったし、病名を知ることは父の権利だと母に説明をしました

 

けれども母親は、二人暮らしで、父の世話をするのは自分一人なのだから、癌でこれからどんどん状態の悪くなる父が助からないと説明されると、自分一人で支える自信がない、あまりに父がかわいそうだ、と言って病名告知には強く反対しました

折衷案として、まずは入院する時には癌と知らせないけれども、治療継続しているうちに知らせた方がいいと思ったときには、知らせよう、ということにしました

 

父には肺の感染症ということにして入院し、詳しい検査をしていきました

癌の進行は早く、胸水の貯留による呼吸苦もでてきたため、定期的に胸水を抜き、胸水の増加を抑えるために抗がん剤の胸腔内への投与をしましたが、その副作用に苦しみました

癌性胸膜炎によるものですから、出てくる胸水は本当に血の色で、父親

「こんなに血を抜いて大丈夫なんだろうか」

と心配してましたが、

「悪い血だから大丈夫だよ」

などと言うと、ふーん、というかんじでした

 

癌であることを知らないために、転院をすすめても、

「そんな大げさな」

「時間をかけたら治るんだったらこの病院でいい」

と言って、乗り気ではありませんでした

 

実家までは新幹線を含め5時間の距離だったので、私は連休があると帰郷して病院にお見舞いに行ってましたが、今後治療が長引いた場合、いつまで仕事が続けられるか考え始めました

入院から2か月たって、脳転移から、たまに異常行動が見られるようになって、病院から母親に夜間の付き添いを打診されたときに、母親一人ではもう無理だと判断して、仕事を辞めて実家に戻りました

理解のある職場だったので、すぐ有給で休みをもらえて、月末に退職できたので助かりました

 

その頃父は病院食は美味しくないと言って食べなくなり、3食母親が食事を作って持って行っていました

夜間は私が病院に泊り、母が朝に3食分の食事を作って、それを持って病院に来てから私が家に帰り、夕食後に私が病院に来て、母が家に帰る、という毎日でした

 

脳転移のせいもあったのかもしれませんが、後で思うと睡眠導入剤のせいでせん妄状態になる時もあったのではないかと感じます

夜間起き出して、ちょっと変なことを言い出して動き出すことがあり、そういうときは車椅子に乗せて病院内を散歩していました

自室内は歩いていましたが、少し歩くと呼吸苦がありました

「ここはどこなんだろう」

「お母さんはどこに行ったんだろう」

「どうして暗いんだろう」

と不思議がったり困ったりしていました

気性が激しくて頑固で我が儘なところある人でしたが、入院してからはそんなこともなく、せん妄状態になっても穏やかなので、私がのんびり話し相手になっていると、それで落ち着くことが多かったので、そんなに大変ではありませんでした

 

病院に泊るようになる頃から、ホスピスを探し始め、何か所か見学に行き始めました

病名告知をされてない父がホスピスに入ってどうなるか心配でしたが、主治医が緩和ケアに積極的でないことや、交代で付き添いすることに限界がくるのは目に見えてたので、住居に近い形のホスピスを探し、転院することにしました

 

転院について父は「知らないところに行きたくない」と反対しましたが、肺の病気なので空気の良いところに転地が必要だと兄弟で説得し、ホスピスの空室待ちとなりました

 

ホスピスから転入可能、との連絡があったので、私は一度荷物を取りに日帰りで東京に戻ることにして、早朝に上京しましたが、着いてすぐに、「呼吸が苦しいと言ってじっとしていない、立ったり座ったりを繰り返して、息が吸えないと言っているから早く戻ってきてほしい」と母から電話があったので、すぐ駅に戻りました

駅で主治医に電話して、「苦痛を取ってあげてほしい、セデーションをかけてあげてほしい」と伝えましたが、主治医は血圧低下や、会話ができなくなることを心配していました・・・とにかく本人の苦痛を一番に考えてほしいことや延命は希望しないことははっきりと伝えていたのに、何を言ってるんだ、今頃?という気持ちでした

 

母が私に戻るように電話した直後から、父の意識が朦朧とし始めたそうで、夜に病室に戻った時には、もう父の意識はなく、浅い促迫した呼吸で、モニター上心拍数も低下していました

 

昇圧剤の使用も希望しなかったので、そのまま自然に呼吸も心拍も血圧も低下していき、その日のうちに父は亡くなりました

 

病棟内に急変した患者さんがいて、看護師さんがバタバタとしていたので、お湯だけもらって、母と一緒に体を拭いて着替えをさせました

 

これ以上付き添いが長くなると、母も私も疲弊していましたし、私達が付き添えないことで、父が身体拘束を受けることの可能性を考えることも辛かったですし、呼吸苦などで長く苦しむのも、本人も家族も辛かったでしょうから、父の死はこれで良かったと思っています

先に亡くなったのが母でなくて父であったので、父は幸せだったと思います

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

看護師さんはお取り寄せがお好き

 

 

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今の時期、大量にチョコレートの通販カタログが職場の休憩室に置かれ、続々と購入されたモノが届きます

 

今の時期だけではなくて、ちょくちょく、日本中の有名どころのお菓子の通販のカタログが置かれていて、誰かが買ってますから、皆さん、すごいなぁ

 

うちは、たいていのお菓子は手作りしてしまいますから、通販で買うことはまずないですが、さすがにチョコレートは作れないので、この時期は美味しそうなのがあるとプレゼント用に買うことがあります

 

うちの病院でこの時期人気のチョコレートはやっぱ、ロイズですかねぇ

生チョコで職場の冷蔵庫が埋め尽くされてたりします

 

 

ROYCE'(ロイズ) 生チョコレート [オーレ]

ROYCE'(ロイズ) 生チョコレート [オーレ]

 

 

 うちはベリー好きで、少しずつ食べられるコレ人気です

 

違うものをチマチマ食べたいので、これも好き

ロイズバーチョコレート[3種詰合せ]

ロイズバーチョコレート[3種詰合せ]

 

 

ロイズと並んで人気のあるのが、パッケージの可愛さとホワイトチョコのおいしさで六花亭ですね(*'ω'*)

 

これは本当に美味しいと思うの

ドライフルーツ×チョコの組み合わせが好きなんで、こたえられません 

 これですよ、これ(*‘∀‘)

 

 

 

うちの高校生のお嬢は、バイト代は使い切らなくてはいけないと思い込んでいるので、毎年バレンタインにはデパートの特設売り場で散財してきます

家族のぶんに買って来てくれました

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友チョコにあげるぶんを合わせると、1万円近くチョコを買ったそうです

 

看護師さんたちも、だいたい5千円から2万円分くらいのチョコレート買ってたから、似たようなものですね

 

 

 

お嬢の買ったゴディバのチョコ

うーん、一粒200円かぁ・・・

だったら明治の板チョコの

 

看護研究指導 指導できなかったグループ

看護研究

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以前も書いたのですが、今年度看護研究の指導を担当しているグループで、ひとつだけ途中で関わらなくなってしまったグループがありました

 

計画書の中で、言葉の定義がきちんとされていなかったので、何をしたいのかがはっきりせず、量的な研究をしたい、というけれども、その目的のためには量的な研究は適さず、当初から難航しそうな雰囲気のあるグループでした

量的な研究をしたいがために、研究の目的や研究対象を変えてくるのですが、それでも、やはり量では無理な研究内容で計画書を出してくる、の繰り返しで、計画書がなかなか出来上がりませんでした

 

最初の目的に立ち返り、そのためその目的に合わせて質的研究をすることになったのですが、言葉の定義をしないままなので、何を明らかにしたいのかがさっぱりわからないまま進んでいってしまいました

とてもおとなしくて、話すと緊張するタイプの若い看護師が初めての研究だけど主研究者で、他はとてもマイペースな不思議ちゃんの先輩が2人、共同研究者でした

 

助言したり、修正を指示したりしても、次も修正せずに全く同じ状態で先に進んだものを提出してくるし、理解してるのだかできないのだか、全くわからない人たちでした

そして計画書を書いて見せに来るように伝えても来ません

 

「定期的に出せないようなら、病棟の担当者や上司の方々が指導して完成させてください、出来上がったものをイチから直せません」

と、メールを出しても返事が来ない・・・

 

そのうちに、病棟の担当者から

「結果として出したカテゴリーだけ正しいか見てやってほしい」

と言ってきたのですが、すでにタイトル、背景、目的も出来上がり、それら自体に一貫性がないものの結果を見たところでどうしようもないので、病棟で仕上げてもらうように伝えました

 

結局は、その病棟の師長や教育担当の看護師が一緒に査読してほしい、とのことで、院内の研究指導者の勉強会も兼ねて、2時間くらいかけて、修正が必要な個所や、どのように修正したらよいかを挙げていきました

それを参考に、病棟で論文の修正を行い、完成させてもらいました

 

先週、用事があってその病棟を通りかかった時に、主研究者の若い看護師さんが走って来て、

「研究の途中で見てもらいに行かなくてすみませんでした!

キリの良いところまで仕上げてからにしようと思ってるうちに、どんどん遅くなって、結局最後まで仕上げてしまって・・・」

「でも、最後に指導者さんが見てくださったんで、師長さんとか皆さんに手伝ってもらって修正することができました、ありがとうございました!」

と言ってくれました

なんて、可愛らしいんでしょう( ;∀;)

もっと私ができることがあったんじゃないか、と反省してしまいました

 

もしかしたら、

「出さなかったことを指導者さんに謝っておきなさい」

と言われたのかもしれません

最後修正するには、多分かなり時間がかかって、締め切りもあったし大変だったと思います

「どうして指導者にその都度見せに行かなかったのか」と叱られたのかもしれません

 

自分たちで研究目的を決めて、その結果が出せたのだから、それでOKなこと、ただ、最初から一緒に相談しながら仕上げるほうが大変な思いをしないですむことや、最後に大きな修正をしなくてすむことを伝えました

 

彼女が研究に対してネガティブな思いを抱かなければよいな、と心から願います

看護研究って本来は充実感や達成感を味わえて、良い経験になるものなのですから

 

上の写真は、これも以前書いていた、研究グループからいったんもらった論文に、私が指摘やアドバイスをしているものです

これは、指導できなかったグループではなく、せっせと論文の修正をしては持って来てくれるやりやすいグループのものです

まだ「はじめに」と「研究方法」を書いている段階ですので、4回目くらいのやりとりのものです

 

ここさえしっかりしておけば、後はあまりズレていかないので、ここはかなり時間をかけて仕上げてもらいます

本来なら研究計画書をしっかり書けば「はじめに」も「研究方法」もそんなに時間のかかるところではないのですが、、みなさん、それを仕上げる前にどうしてもこちらを書き始めてしまうんですよね

計画書にこだわるとモチベーションが保てないようなので、論文として書き始めたなら、それはそれで、論文形式のものを使って修正していきます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なかなか進まないグループがありましたが、途中でそのグループの私よりもベテランの責任者に、
「私たちの助言が必要なら区切りごとに見せて下さい、出来上がったものを直すことはお互いに大変です。とお願いしました。
 
それでも、全く連絡がないままだったのですが、先日、その責任者の方から、「カテゴライズが合ってるかどうか、結果だけみてあげてくれる?」と軽くお願いされてしまいました
 
研究背景も無視し、研究方法もムシして結果だけをみろと( ゚Д゚)
それにどんな意味があるのでしょう
 
ということで、それは病棟の方々で仕上げていただくことにしました

性格が悪い人と意地悪な人

雑記 看護師という人間

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私の中の言葉の定義としては、「性格の悪い人」と「意地悪な人」は違います

私は性格は悪いですが、意地悪ではありません

意地悪というのは、性格の悪さを表面に出してしまうことだと思います

 

社会生活を送るうえで、性格の悪さは隠していかなくてはいけないし、意地悪な人であってはいけないと思っています

あたり前ですが、周囲の人間に嫌な思いをさせますし、傷つけるし、端的に言うと、他人の幸せな度合いを下げてしまうからです

 

看護師なんて、人間相手のお仕事ですから、この点は本当に気を付けないといけないと思ってます

 

患者さんにはある程度は優しくはできても、同僚にできない看護師がいるっていうのは、なぜなんでしょう

 

私はもう若くはないので、そんなに意地悪されることはなくなりましたが、看護師さん同士のやりとりを見て、そんなに意地悪な言い方をしなくてもいいのに、とか、もっと言い方を変えたらみんな気持ちよく仕事できるのに、と思うことはよくあります

 

性格が悪い人の例

・あいさつを無視する

「おはようございます」

「お疲れ様です」

これに無言、無反応で対応するのはなかなか出来ることではありませんが、少なからずそうする人はいます。

常にそういう人もいますし、機嫌の悪いときにそうなる人もいます

いつも挨拶しない人に、どうして挨拶を返さないのか尋ねたことがありますが、

「面倒くさい。別に人にどう思われてもいいから」

って言ってました

あんたは良くても人は嫌な気がするんだよーーーーーって思いますが、その人自身はそういう想像力もないか、人に興味がないのでしょう

 

・視線を合わせずに冷たく人のミスを指摘する

このやり方だと、例え「〇〇やっておいて下さい」(さい、にアクセントがくるところが腹立たしい(-ω-)

そう言われると、心の中でぐぬぬぬと感じます

今朝も、アサイチに挨拶無視の上でこれがあったので、私の同僚は「はい、今します」って答えてたけど、私はぐぬぬぬ状態だったので、返事をしませんでした

 

ただの指摘なら「わかったよー」って言うか「今やるね、ありがとう」って答えるのですが、(ほんと、性格悪いやっちゃなー)と心で毒づいているので無視です

そして、そんな小さなことでムカついて無視までしてる自分に落ち込んだりするんで、ダブルで嫌な気持ちになります

 

ニコリともしない、というのに私は弱いのかもしれませんが、例えば、仕事で使うピッチの受け渡しや鍵の受け渡しなど、同僚が持って来てくれて、受け取るために手を差し出した時に、ニコリともせず、手に渡されずにパンっとテーブルに置かれたりすると、「この人、性格悪いなぁ」と感じます

 

あと、意地悪ではなく、性格悪いなぁと思うのは、若い看護師に教えたり指導する時に、質問攻めにして、答えられないと

「調べてきて。明日答えてもらうからね」とか

「明日までにレポートに書いてきて」

とか言ったりする人。

意地悪ではないんですけど、一般的に必要な知識、というより、自分が知っていることを基準として知らないことを責める、というかんじで、良かれと信じてやってるのでよけいやっかいです

それが大勢の人前だったり、大声だったりするので、パワハラにもなってます

人間的に未熟なだけかもしれませんが・・・

 

意地悪な人の例

・当てつけになることを言う人

自分の都合で出席しなかった委員会や会議で決まったことに対して、その結果に反対だった場合、

「本来ならば、〇〇という手続きを取らなくてはいけないところ、このような忙しい時期に、皆様にはご迷惑をおかけすることになってしまい申し訳ありません」

という謝罪の形に見せかけて委員会や会議の批判をしたメールを関係者に配信する人

 

・上から目線で批判する人

「そのやり方でうまくいかなかったら患者さん死ぬからね。患者さん死んだらあんたのせいだから」

「それやることにどんな意味があるの?」

「そんなことも出来ないなら、仕事辞めれば?」

「本当にトロくてこれで(ハサミ)刺してやりたい」

「どいて、じゃま」

「どんな育てられ方したの?」

 

もう最後のあたりは、上から目線とか批判とか関係なくなってますが、年上の看護師が年下の看護師に言ってた言葉の数々です

その場に居合わせ注意しますが、あなたこそどんな育てられ方をしたら、人にそういうふうに言う人になるのって言いたくなりますがぐっと我慢

 

今日、性格の悪く、意地悪な人が多いと言われている、とある専門性の高い部署で働いている若い看護師さんとお話をする機会がありました。

異動は希望していないのか、と聞くと、この仕事はやりがいがあるので、ここであと何年かは頑張りたい、専門性を身に着けたい、と言っていました

 

応援してます!

でも、心が折られませんように

私も、環境を整えられるように、頑張ります

 

 

 

 

 

 

3月のライオン 自分の本棚から

漫画

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本や漫画は心の友なのですが、ネカフェや図書館で読んで、何度も読んで気に入って、今後も何度も読む、とわかったものだけ購入します

そうでないと恐ろしい数になってしまう、ということもあるのですが、本当に気に入ったものだけ身近に置いておきたいと思っているからです

 

3月のライオン

もう20回くらいは読んでる羽海野チカさんの漫画です

羽海野さんの初連載作、ハチクロもドラマ化されたり映画化されたりでかなり有名だったので、2007年からの新しい連載『3月のライオン』も連載開始時から話題となってました

 

ハチミツとクローバー』は2005年にアニメ化、2006年に映画化、2008年にはTVドラマ化され、2003年には同作で第27回講談社漫画賞少女部門を受賞しています
3月のライオン』2010年、第1回ブクログ大賞マンガ部門、2011年にはマンガ大賞と第35回講談社漫画賞一般部門を受賞しています

 

 

ハチクロは3行で書くと

・家庭に恵まれない人間関係構築な下手な女子大生

・芸術的才能にあふれるがケガで要リハビリ

・自分を好きな男性の中から一番仕事と生活の支えになる人を選択

という、内容の青春ドラマでした

 

羽海野さんは同人誌で長くやっておられて、若い方ではないので、人生の苦い部分を描くけれども、人生なんとかなる、みたいな明るさがあるところが好きです

この人自身がかなりネガティブらしく、単行本の最期には編集の人に支えられてやっと描いている様子がわかります

 

ハチクロはお友達を持った事の無い人間が妄執のような憧れだけで描き続けた「お友達のいる世界」の物語だったのですが、描き上げた頃には沢山の共同作業や沢山の人との打ち合せを経て、本当に人と話せるようになっていて、なんとお友達までができていたのが人生の素晴らしい所だと、心からおもいます。

これは羽海野さんのツイッターです

 

さて、3月のライオンを3行で書こうとすると

・家庭に恵まれない人間関係構築な下手な男子高校生
・才能にあふれるが・・・

 

の2行目途中まではハチクロと同じです

2行目が・才能にあふれ、人と出会って成長し幸せになっていく

3行目 ・周囲の人間もいろいろな人生を抱えている

 

というのになるのではないでしょうか


主人公零くんが、彼を取り巻くやさしい人たちに癒され、人間的にも棋士としても成長してゆく物語ではあるのですが、周辺の人たちの生活や人生の掘り下げ方が深い。

 

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故郷では将棋の天才少年だった島田棋士も、プロになった先では
抜きんでた存在には成りえませんでした
それでもひたすらに、長い年月挑み続ける強さとひたむきさ、
痛々しいまでに身も心も投げ出して、勝負に向かう彼の姿や、周囲の期待に応えようと勝負以外のことにも身を削っていく姿は心を打たれます

 

最新刊12巻では、この島田棋士にもしかして恋愛っぽい話が出てきそうで楽しみですぜひ私生活でも充実させてほしい

 

ちはやふる」で競技カルタがメジャーになり、競技人口が増えたのですが、この3月のライオンでも、将棋を始める人が増えていると思います

 

ひふみんがテレビに出て来ているのも、彼のキャラクターだけでなく、この漫画のおかげかも、とか思ってしまいます

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羽生さん、昔からファンです

あざとさのあるアイドルだった畠田理恵さんと結婚したときは、世間知らずだからこんな人に引っかかってしまって・・・と大変ショックではありましたが、幸せそうにしておられるので、良かったのでしょう

 

3月のライオン、また読みたくなったので、今夜お酒飲みながらゆっくり読みます

 

 

 

子宮移植を考える

雑記

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職場で先月の新聞を片付けていたら、「子宮移植」という文字が目に留まりました

 

子宮を移植するの?

というので驚いたのですが、正直、考えてしまいました

喜ばしい、というよりも、大丈夫かな、良いのかなという懸念

 

生まれつき「子宮」がない女性らの妊娠・出産を可能にする国内初の「子宮移植」手術に向け、慶応大学のチームが早ければ今年中にも臨床研究の申請を行うことが分かった。

 慶応大学では生まれつき「子宮」がないロキタンスキー症候群の女性が出産するため、第三者の子宮を移植する研究を続けており、サルでは移植と出産に成功している。研究は関連学会などの議論、判断を得た上で、ロキタンスキー症候群の女性5人について子宮移植を目指すという。

 今回検討されている手術は、生まれつき子宮のない女性に母親や姉妹から子宮を移植するケース。閉経後の母親の子宮も胎児を育てる機能は残っていることから中高年からの子宮移植も可能だとされている。そこに体外受精した夫婦の受精卵を戻す方法をとる。

 とのことでした。

 

最初、これは、国の少子化対策と合致して進められているのもなのか、不妊治療費を税金で負担するならば、経済的にこちらのほうが良いという理由で進んでいっていることなのか、と考えました

 

しかし、子宮移植とは子宮のない女性を対象としており、子宮がない場合の子供を持つ方法としては代理母出産しかありません

代理母は日本では禁止されているため、税金投入とは関係ありません

 

臓器移植には、「生命に関わるもの」もしくは「生命には関わらないが、移植を受けることによってQOLが大きく改善するもの」に大きく分かれます。

移植に大きなリスクはあるけれども、やらないと死んでしまうから移植する

これが、本来の移植だと思ってます

 

角膜や腎臓は、QOLの向上のための移植になります。目が見えない人が見えるようになる、週3日、半日がかりの透析が必要だったのにしなくて済むようになる、というのは、QOLから考えると、意義はかなり大きいです

 

では子宮移植の目的は何かと言うと

子供を生む、自分たちの血のつながった子供を持つということです

嫌な言い方かもしれませんが、精神的な満足を得るため、と言えるような気がします

クローン技術だったり、生殖技術の進歩の時には、技術があれば、何をしても良いわけではないという議論がおこります

神への冒涜、と言われたりもしますが、神様が人間にそのような技術を持つことを許した、とも解釈できるので、あまり宗教的な反対には理解ができません

 

妊娠後も、胎児の発育不足や早期陣痛など、多くのリスクがあり、また、拒絶反応のリスクを避けるため、出産後は子宮を除去する方針だそうですが、それでは子宮移植において、子宮は完全に出産のための道具です

 

子供を持ちたいのに持てなかった人が医学の進歩により、持つことができる

これは素晴らしいことなのですが、それを言うなら、ゲイの男性だって、子供を持つ権利はでてきます

実際、子供が欲しい、というゲイカップルは珍しくないようです

 

手術で血管をつないで、腹部にスペースさえあれば提供された子宮を男性にも移植するのはさほど問題にはならないそうです。

ただ、ホルモンのコントロールは難しいようで、臓器をつなぎさえすれば機能まで期待できるわけではありません
 出産に成功した方は、もともと子宮がない以外は女性だったため、体が妊娠に対して反応をして、受精卵を無事出産まで育てられました。男性の場合は外部からさまざまなホルモンを追加投与する必要があり、それらホルモンが男性にどのように影響するかはまだわかっていません

 

生きること同様、動物として種を残すことは本能ですから、出産を可能にする手段があるとすると、多少危険でも選択する人が出てくるように思います

 

例えば、「子宮の形が流産しやすい」と言われ、連続して流産した場合、自分の健康な子宮があるのに移植手術を受けることを選択してしまわないか

 

子供を持たなくても構わない、と思っていても、夫や周囲のプレッシャーによって、義母や母から子宮をもらい手術を受けざるを得ない、ということがないか

など、心配はたくさんあります

 

正直、私は子供は産むよりも育てることに意義も価値もあると思っているので、苦しい、泥沼と言われる不妊治療に賛成ではありません

治療して出来ればいいね、くらいで続けるのは良いのですが、体も夫婦関係も経済的問題も抱えながら辛い思いを何年もして治療を続けるのは反対です

 

この子宮移植も、様々な問題がオープンに話し合われ、女性が生まなくてはいけないプレッシャーをかけられるきっかけにはならないことを願います

 

 

 

人をどこで判断するか 私は字、かも

雑記

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どこで人を判断するかは人によって違いますが、

私はその人の書く字で、けっこう印象が変わってしまいます

 

別に上手でなくても良いのですが、伸び伸びとした字に惹かれます

上のは、欧陽詢の拓本、杜甫の詩です

惚れ惚れします(*‘∀‘)

 

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王 献之 洛神賦十三行です

この字もいいです

 

何年も前に、万博のようなところで見た、壁一面に書かれた「雨」という字が忘れられません

素晴らしい字でした

字を見て、あそこまで感動したのは初めてでした

 

私は写経は好きですが、ある時、

「写経をすると、助けてもらいたい霊がまわりにたくさん寄ってくる」

という話を聞いてから、写経ができなくなりました

何が見えるわけでもなく、感じるわけでもないのですが、ものすごい怖がりです

 

子供の頃に読んだ、ツノダジロウの恐怖新聞とか、楳図かずおの怪談とか、あの怖さをずーっと持ち続けているビビリです

 

さて、話が変わって、私は自分の字が好きではありません

一見は綺麗です

でも、神経質で、自意識の過剰なところや、実は臆病で気にしやすい、というところが如実に表れている字だと感じます

きっとこの字を見た人は、ウワって思ってるよね、とこれまた自意識過剰思考です

 

私は子供の頃から、「人目を気にする」「言われたことや言ったことを思い悩む」「いつまでも気にして引きずる」という自分の性格がとても嫌いでした

 

そうでないように、そう思われないように、と「人目を気にする」人間ですから、それを気にしていましたが、親しい友人の前では、隠しきれず、いじいじとした人間だと思われているだろうなと思ってました

 

一昨年、10年来の友人に、

「私、すごい人の言うこと気にするじゃない?」って話のフリをした時に「は?誰が?」っていう反応で。

「え?私、私。気にするし、引きずるしさ」

「は?何言ってるの??」というやりとりがあって、友人からしたら、私がそんなにナイーブでも、気にするタイプなかんじでもなかったようで、それにとっても驚きました

 

「そんな人だと思われたくない」と頑張ったことが報われていて、素の自分を出していても、そういうふうに思われなかったということがとても嬉しかったです

 

そういう風に、周囲の人を騙せているのに、深層心理というか地の性格が透けてでてしまうのが、自分にとっては字なんです

 

ちなみに、最近書いた字

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でも結局のところ、自分で考え込んで自分の性格は・・・・って思うほど、他人は私のことに興味ないので、字を見たところで、

「あ、いいんじゃない」くらいで終わるものかもしれませんね

 

 

 

本当に怖かったよ

ぐわし

 

赤んぼう少女―楳図かずお作品集 (角川ホラー文庫)

赤んぼう少女―楳図かずお作品集 (角川ホラー文庫)

 

 

 

絶対こっくりさんなんかしなかった

自分の守護霊が強いように願ってました

恐怖新聞(1)

恐怖新聞(1)

 

 

 

エコエコアザラクなんかは大丈夫だったけど